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角膜は43Dの屈折力を持っているわけですから、角膜を削ることにより、より大きい屈折力の変化をつけることができるのです。 以前は理論上25Dまで削れるのではないかと言われていましたが、眼内圧に負けて、角膜が前方に変位するケラトエクタジアを防ぐためには、150ミクロン以上削らない、近視度数換算でマイナス13D程度が限界ではないかと言われています。
角膜は上皮、ボーマン膜、実質、デスメ膜、内皮の5つの層からなっています。 レーシックは上皮とボーマン膜を傷つけず、実質の途中を切ることにより、実質中を走行している三叉神経を切断し、痛みが伝わらないようにします。

また、角膜上皮が温存されることにより、術直後から透明性や滑らかさを保っています。 角膜の表面は三叉神経の働きで涙腺から出る涙液でいつもぬれています。
レーシック術後、三叉神経を部分的に切断することにより、涙液の分泌が減少します。 そのために、ドライアイになることがありますが、ヒアルロン酸からつくった角膜保護剤あるいは、涙が吸収される涙点をプラグで留めることにより、角膜の乾燥を防ぎ、ドライアイにならずにすむようになりました。
水晶体は直径9ミリで楽に遠くを見ているときは19ディオプターの調節力があります。 規則正しくならんだタンパク質の線維で若い頃は弾力性に富み透明ですが、年とともに硬くなり、中心は黄色の濁りがでます。
以前は調節力が落ちるのは、毛様体(水晶体を引っ張り厚みを変化させる筋肉)の力が落ちるために調節力が低下すると言われていましたが、実際には50歳代で最も毛様体の調節力が大きく、それ以降に低下してきます。 ですから、41歳代で調節力が低下するのは、水晶体の弾力性がなくなり、引っ張られても反応しないために、調節力の低下が起ることがわかってきました。

21歳代以下の若い人の場合は水晶体の厚さは4ミリで、近くを見るときは前に膨らみ4.4ミリになります。 コラーゲン線維でできており、眼球の形を保ちます。
硝子体も血管がありません。 角膜か年をとってくると、水晶体が厚くならないのです。
水晶体を支え、その厚さを変化させて調節を行うのが毛様体とチン小帯です。 ゆるみ、この結果、水晶体への張力が減少し水晶体は厚く膨らみます。


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